外壁塗装の訪問営業などでご自宅に訪れる業者さんに皆さんも一度は遭遇したことがあることでしょう。
外壁塗装は、家の寿命を延ばすために非常に重要なメンテナンスですから、次に塗装をする際はできるだけ耐用年数が長持ちするものをと考えられている方もいらっしゃるかもしれません。
近年では、外壁塗装が30年持つ塗料があると営業マンなどからセールストークされるといったケースを耳にすることがあります。
しかし、実際には30年も持つような塗料はまだ開発されていません。
外壁にはアクリルやウレタン、シリコンのほかに、フッ素やラジカルなどといった塗料があります。
この中でも一番耐用年数が長いと言われるものでもフッ素系塗料の15年から20年ほどです。
つまり、30年もメンテナンスなしでOKという塗料は存在していないのです。
また、耐用年数はあくまで目安ですので、住まいが建てられている地域や環境などによっても大きく異なります。
雨、紫外線による影響ですので、雨が多い地域は酸性雨が降っているため、雨による劣化が著しくなりますし、良く晴れる地域は紫外線による劣化が著しく出ますので、その環境によってたとえば最長15年の塗料でも10年でひびが出てきたというケースもありますので注意しましょう。
