屋根は全ての建物にあります。外壁の塗装と同じように、屋根の塗装も重要です。しかし、どのようなタイミングで塗装すればよいのか悩む人もいます。
今回は、屋根の塗装をする目安や塗装の種類について詳しくまとめました。塗装の施工にかかる日数についても紹介しています。
屋根の塗装が必要な理由
ひとことで言いますと、屋根の塗装が必要な理由は「家が壊れる可能性があるから」です。屋根は、建物の中で一番過酷な状況にさらされています。太陽からの紫外線、雨や風、熱気や冷気など、私たちが考える以上に屋根は、常にさまざまな影響やダメージを受けています。身体のケアをするのと同様に、屋根についても定期的なメンテナンスが必要です。
屋根の塗装は、劣化を防ぐほかにもメリットがあります。屋根の色を変えるだけで建物のイメージを変えられます。大切な住まいにいつまでの快適に暮らすためにも、屋根の塗装を定期的に行ってください。
屋根塗装が必要なタイミングは?
屋根をチェックしたときに、以下のような症状が出ていたら塗装のサインと考えましょう。
- カビが生えている
- 藻が屋根にこびりついている
- 瓦のひび割れが起きている
- 漆喰が劣化している
- 棟板金の釘が抜けている
- 雨漏りしている。または雨漏りした跡がある
屋根の色があせている場合は、塗装の必要はありません。ただし、劣化が進んでいる証拠でもあるので、塗装を早めにしたほうがよいか専門業者に相談しましょう。
屋根の種類によって塗り替え時期が異なる
屋根にはさまざまな素材が使用されており、耐用年数も異なります。屋根で使用されている主な素材は、以下の通りです。
コロニアル
コロニアルは、新築住宅でよく使われている屋根です。コロニアルは、パルプ繊維とセメント基材を合わせたもので、耐用年数は10~15年です。
トタン屋根
トタン屋根は、薄い鋼板に亜鉛をメッキしたトタン板を使用した屋根のことです。値段が安く施工期間が短いため、多くの住宅や倉庫で使われていましたが、耐用年数が5~8年と短いため、最近では使われていません。
ガルバリウム鋼板
カルバリウム鋼板は、アメリカで開発された金属系のサイディングボードです。鋼板にアルミや亜鉛を合わせています。耐用年数は、20~30年と長めです。
セメント瓦
セメント瓦は、セメントと砂などを原料とした屋根のことです。耐火性や遮音性があるというメリットを持っています。ただし、セメント瓦は水に弱く、定期的に防水のメンテナンスをしなければなりません。耐用年数は10~15年です。
屋根の状態をチェックするときは、耐用年数も参考にしましょう。
塗装の種類と耐用年数
屋根と同じように、塗装についてもさまざまな種類があります。屋根の塗装を検討するときには、どんな種類の塗装が使われているのかチェックしておきましょう。
フッ素塗料
フッ素塗料のメリットは、耐久性です。また、熱にも強い特性があります。フッ素塗装は価格が高いデメリットもあるので注意が必要です。耐用年数は15~20年です。
シリコン塗装
シリコン塗装は、最も人気のある塗装です。汚れが付着しにくい特色があるので、いつまでもきれいな外観を保ちます。また値段も安いため、気軽に使用できるメリットもあります。耐用年数は10~13年です。
セラミックシリコン塗装
セラミックシリコン塗装は、シリコンにセラミックを合わせたものです。シリコン塗装と比較すると、熱や紫外線に強いメリットがあります。また耐久年数も12~15年と長めです。
遮熱塗装
遮熱塗料のメリットは、太陽の光を反射することです。そのため、太陽からの熱の影響を抑えることができるので、家を涼しく保つことができます。耐用年数は15~20年です。
断熱塗装
断熱塗装は、遮熱塗料のように太陽の熱を反射する効果があります。ただし、遮熱塗装のメリットは熱を逃がすことに対して、断熱塗装のメリットは熱を外に逃がさないことです。そのため、冬場は部屋の熱気を外に逃がしません。
塗装の施工期間
屋根の状態や塗装の面積によっても異なりますが、おおよその施工期間は、4日~1週間です。屋根の塗装は、上塗りと下塗りの工程があり、上塗りが終わった後は、最低でも3時間の乾燥が必要です。天候によっては施工期間が延びる可能性もあるので、施工前には必ず業者に確認してください。
まとめ
屋根は、紫外線や雨などの影響で劣化します。そのため、塗装などのメンテナンスが必要であることを覚えておきましょう。塗装の種類によって耐用年数や価格も異なるので慎重に検討しましょう。
静岡県掛川市にある「有限会社 小原建装」では、屋根の塗装をはじめ、さまざまな塗装を行っております。耐久年数やデザインなど、お客様の希望に合わせた塗装方法をご提案しております。塗装に関する疑問や質問があるときは、有限会社 小原建装へお気軽にご相談ください。