外壁塗装のリフォーム時で特に確認しておくべきポイント

外壁塗装のリフォーム時で特に確認しておくべきポイント

外壁塗装でリフォームする場合ですが、依頼前に確認しておくことでスムーズかつ後悔しない工事にできます。外壁塗装もリフォームもあまり頻繁にするようなことではありませんので、ポイントをしっかりと押さえることで満足できる工事にしましょう。今回は外壁塗装のリフォーム時に確認しておくべきポイントについてご紹介いたします。

外壁塗装の工事期間

外壁塗装でリフォームをする場合に、まず確認するべきポイントは「工事期間」です。見積もりの金額や内容に合意した上で発注した後、着工から施工完了までにどのくらいの日数が必要となるのかは大切な確認事項です。時期や地域によっては雨や雪などの気候条件が工事に影響を及ぼすことになりますので、全体の工事期間を把握することで着工のタイミングが適切かどうかの判断が可能となるのです。

外壁塗装には作業工程があらかじめ決まっており、塗装の準備から施工、施工完了後の片付けなども含めると10もの工程があります。どの工程も最低1日は必要となりますので、単純計算で10日間は工事期間として必要です。まれに10日より短い工事期間で施工を完了できるという施工会社がいますが、必要な工程を省いていたり、短い作業で済ませたりする可能性が非常に高いので注意しましょう。

実際には天候によって作業の遅延や、作業ができない日も出てくるでしょう。10日間はそうした問題がなく順調に作業できた場合の目安となりますので、約2週間と考えていれば大きくズレることはないはずです。

塗料の種類と塗装方法

外壁塗装に使用する塗料や塗装方法にはいくつもの種類があります。素人が塗料の種類や方法まで指定するケースはほとんどなく、業者が選定したものでお願いすることになるでしょう。ただし、素人であることに付け込んで、必要以上に高性能の塗料を選定する悪徳業者も少なくありませんので、知識として種類や方法を頭に入れておくことはごまかされないためには有効です。

塗料の種類ですが、シリコン系やウレタン系といった塗料に含まれる成分によって分類されています。例えばシリコン系の場合、気候などに対する耐性を示す「耐候性」などに優れており、コストパフォーマンスもいいなど、それぞれ特徴があります。依頼主が希望する色があるという前提で、外壁の状態や周辺環境などを考慮して施工業者によって選定されます。

塗装方法については、刷毛、スプレー、ローラーという3つの方法があり、そのいずれかの方法だけで塗装することはできません。刷毛は細かい部分の塗装に向いており、ローラーは広い範囲の塗装に使用し、スプレーは短時間で広範囲の塗装や模様を作る、といった役割や特徴が異なっており、箇所によって使い分けながら塗装を行います。

外壁塗装で減税が可能

実は外壁塗装のリフォームで減税が可能です。「住宅ローン控除」というもので、外壁工事の費用で10年以上のローンを組んだ場合に、その費用の一部が翌年の所得税から減税される制度です。毎年年末の時点の外壁工事費用のローン残額に応じて一部が減税されますので、ローンが残っている限り、適用されます。

ただし、適用条件があり、以下に該当すれば適用される可能性が高いです。

  1. ご自身で所有しており、居住する家のリフォームである
  2. 工事日から6ヶ月以内に入居しており、減税の適用対象となる年の年末まで住んでいる
  3. 工事費用が100万円を超えている
  4. 木造住宅であれば築後20年以内である
  5. 耐火建築物であれば築後25年以内である

住宅ローン控除は確定申告時に申請します。また、これらはあくまでも条件の一部ですので、ご自身が適用条件を満たしているのかについては、最寄りの税務署に確認しましょう。

外壁塗装でのリフォームにおすすめの時期と季節

何かしらの実害が出ていれば、外壁塗装でリフォームする決断も簡単にできますが、実害がない状態だと何を目安にしたらいいのか分からない方もいらっしゃるかと思います。以下のいずれかに該当する状態かどうかで時期を見極めるといいでしょう。

築後10年以上経過している

新築時にも当然外壁には塗装がされておりますが、外壁塗装に使用する塗料は約10年が耐用年数の目安です。そのため築後10年以上経過している場合には、すでに塗料が本来の性能を発揮できなくなっている可能性が考えられます。

明らかに塗装が必要な劣化具合である

変色や汚れ、ひび割れなどの見た目で分かるような劣化は、一つの目安と考えていいでしょう。新築時の外壁塗装の性能が発揮できていれば変色などは防げますが、経年で塗装が劣化してしまうことで建物自体に劣化という形で変化が生まれてしまいます。

外壁塗装は家の外壁に対して行う施工ですので、雪の降る地域であれば冬は避けるべきなど、季節が大きく影響します。一般的には春または秋が外壁塗装におすすめの季節となりますが、その時期は多くの方が一斉に外壁塗装の依頼をするため、施工会社の繁忙期でもあります。繁忙期の場合にはスケジュールの関係などでなかなか調整がきかないこともありますので、お住まいの環境などを考慮しながら決めるといいでしょう。

まとめ

外壁塗装でリフォームをお考えでしたら、時期を踏まえつつ工事期間も考慮しながら決定することをおすすめします。また、悪徳業者を排除することにもつながりますので、塗装に関する知識をあらかじめ頭に入れておくといいでしょう。「有限会社 小原建装」では豊富な経験と知識を持つプロとして、最適な外壁塗装のプランをご提案いたしますので、ご相談からでも構いませんので気軽にお問い合わせください。